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最近保護者様との面談を少しずつ再開していく中で、気になったことがいくつか出てきましたので紹介していきたいと思いました。
コロナの休校があって、保護者様も子供たちと家で過ごす時間が多くなったからでしょう。
今まで以上に、家での過ごし方や家での勉強の仕方についてのご相談が多かったように感じます。
そこで、先生が考えている「間違った勉強法」を紹介していきますから、ぜひ参考にして振り返ってみてほしいと思います!
1:参考書をとりあえず1周して終了
まず、とにかく多いのがこのパターンです。
これは勉強の取りかかりとして「とりあえず学校に提出しなくちゃいけないワークをこなしていこう」、「学校ワークを取りあえずやっておけば大丈夫」と軽く考えてしまうことが主な原因です。
この考え方が良くないのは、最初の方にやった内容をすっかり忘れてしまうことがほとんどだからです。もともと勉強や暗記することが得意ではない人は、テスト範囲を1周するのにとても時間がかかります。すると、最初の方にやった内容はほとんど忘れてしまうため、2周目以降に取り組まなければ全く実力になりません。
ここで、「1回では定着しないから復習しよう」と自分で考えて、2周目以降に取り組めばいいのですが、「1回やって理解した内容をもう一度なぞるのは面倒だ」などと考えてしまうと、2周目をやろうとしないので実力はつきません。本番まであまり時間が無い「定期テストに向けた対策勉強」だと、ほとんどの人が2周目・3周目には到達しないまま、テスト週間が始まってしまった・・・なんてことも珍しくありません。
一度理解しただけの状態では、確かに頭は良くなったかもしれませんが、試験で結果が出せる状態にはなっていないのです。だから、学校ワークはおおよそ2周りできるように作られています。学校の先生も「1周目はノートに解き、2周目をテキストに書き込みなさい」と指示することが多いようです。2周分の提出を求められた時に、学校ワークにかかりきりになってしまって、ケイセツのテキストやプリント問題のやり直しがおざなりにならないように注意していきたいですね。
だから、普段から少しずつでも参考書を解き進めていくことが大切になります。
2:「ながら」勉強
長良川(ながらがわ)の「ながら」ではありませんよ?
何か別のことをしながら勉強する・・・という意味です。
ついついテレビを見ながら・動画を見ながら勉強をする・・・という大失敗の典型的なパターンです。
1のパターンで、「学校ワークさえ終わっていればOK」だと思ってしまっている人は、参考書や学校ワークを「こなしただけ」で「勉強が終わった」と勘違いしてしまいます。
「ながら」勉強が間違っている理由は、1のパターンと同じで、頭は良くなったように感じるかもしれないが、試験で点数が取れるような状態にはなれないからです。
この勉強法は、1のパターン以上に危険な勉強法です。
何か別のことをしながらの勉強なので、内容の理解そのものにも時間がかかります。
さらに勉強時間だけが長くなっている分、時間が経ったときには「やった!今日は3時間も勉強できた!」などと、間違った達成感を味わうことが出来てしまいます。
達成感自体は悪いことではないのですが、病みつきになるとどんどんこの勉強法にハマっていってしまいます。試験で相当低い点数を取らない限り、自力で気がつくのは難しくなってきてしまいます。
最近保護者様からご相談をいただいたことの1つに、「うちの子は静かすぎると集中できないと言って、イヤホンで音楽を聴きながら勉強している。それは勉強のやり方として合っているんですか?」というものがありました。
よく、YouTubeなどで音楽の検索をかけると「作業用BGM」というタイトルを見かけませんか?
何か作業をしているときに音楽がかかっていると、作業自体もノリに乗ってきて、なんだかはかどったように感じる!ということはよくあることですよね。
一方で、勉強するときにはどうでしょうか?
リズムに乗って書き込みをしていくので、参考書もたくさんページが埋まっていくでしょう。その結果だけを見て「こんなに進んだ!やっぱり音楽を聴きながらの勉強はスゴイ」なんて勘違いしていないですか?
これでは参考書の勉強が、単なる「空欄埋め作業」になってしまっています。
※最後に一つ重要なこと
勉強とは、「理解」して「暗記して」、「再現できる」ことです。理解だけでは足りない。
気をつけなければいけないのは、
× 勉強=理解 ではない。
◯ 勉強=理解+暗記+再現 ということです。
内容が理解できればOKではありません。内容が理解できていて、何も見ずに思い出せて、試験で出てきた時にそれを思い出せることで初めて点数につながります。
学校ワークや参考書を「こなすだけ」が勉強ではありませんし、「分かった!」というところで勉強は終わるものではありません。
本番で使えるかどうか、これが最も大切です。
みっちりケイセツで演習をしていきましょうね。
※大勉強会の様子です。コロナ対策で窓全開放! 席も少し空けて座ってもらっています。
間違った勉強法とは?
柳津校 加藤 健吾
皆さんこんにちは。柳津校の加藤です。最近保護者様との面談を少しずつ再開していく中で、気になったことがいくつか出てきましたので紹介していきたいと思いました。
コロナの休校があって、保護者様も子供たちと家で過ごす時間が多くなったからでしょう。
今まで以上に、家での過ごし方や家での勉強の仕方についてのご相談が多かったように感じます。
そこで、先生が考えている「間違った勉強法」を紹介していきますから、ぜひ参考にして振り返ってみてほしいと思います!
ついやりがちな間違った勉強法
1:参考書をとりあえず1周して終了
まず、とにかく多いのがこのパターンです。
これは勉強の取りかかりとして「とりあえず学校に提出しなくちゃいけないワークをこなしていこう」、「学校ワークを取りあえずやっておけば大丈夫」と軽く考えてしまうことが主な原因です。
この考え方が良くないのは、最初の方にやった内容をすっかり忘れてしまうことがほとんどだからです。もともと勉強や暗記することが得意ではない人は、テスト範囲を1周するのにとても時間がかかります。すると、最初の方にやった内容はほとんど忘れてしまうため、2周目以降に取り組まなければ全く実力になりません。
ここで、「1回では定着しないから復習しよう」と自分で考えて、2周目以降に取り組めばいいのですが、「1回やって理解した内容をもう一度なぞるのは面倒だ」などと考えてしまうと、2周目をやろうとしないので実力はつきません。本番まであまり時間が無い「定期テストに向けた対策勉強」だと、ほとんどの人が2周目・3周目には到達しないまま、テスト週間が始まってしまった・・・なんてことも珍しくありません。
一度理解しただけの状態では、確かに頭は良くなったかもしれませんが、試験で結果が出せる状態にはなっていないのです。だから、学校ワークはおおよそ2周りできるように作られています。学校の先生も「1周目はノートに解き、2周目をテキストに書き込みなさい」と指示することが多いようです。2周分の提出を求められた時に、学校ワークにかかりきりになってしまって、ケイセツのテキストやプリント問題のやり直しがおざなりにならないように注意していきたいですね。
だから、普段から少しずつでも参考書を解き進めていくことが大切になります。
2:「ながら」勉強
長良川(ながらがわ)の「ながら」ではありませんよ?
何か別のことをしながら勉強する・・・という意味です。
ついついテレビを見ながら・動画を見ながら勉強をする・・・という大失敗の典型的なパターンです。
1のパターンで、「学校ワークさえ終わっていればOK」だと思ってしまっている人は、参考書や学校ワークを「こなしただけ」で「勉強が終わった」と勘違いしてしまいます。
「ながら」勉強が間違っている理由は、1のパターンと同じで、頭は良くなったように感じるかもしれないが、試験で点数が取れるような状態にはなれないからです。
この勉強法は、1のパターン以上に危険な勉強法です。
何か別のことをしながらの勉強なので、内容の理解そのものにも時間がかかります。
さらに勉強時間だけが長くなっている分、時間が経ったときには「やった!今日は3時間も勉強できた!」などと、間違った達成感を味わうことが出来てしまいます。
達成感自体は悪いことではないのですが、病みつきになるとどんどんこの勉強法にハマっていってしまいます。試験で相当低い点数を取らない限り、自力で気がつくのは難しくなってきてしまいます。
最近保護者様からご相談をいただいたことの1つに、「うちの子は静かすぎると集中できないと言って、イヤホンで音楽を聴きながら勉強している。それは勉強のやり方として合っているんですか?」というものがありました。
よく、YouTubeなどで音楽の検索をかけると「作業用BGM」というタイトルを見かけませんか?
何か作業をしているときに音楽がかかっていると、作業自体もノリに乗ってきて、なんだかはかどったように感じる!ということはよくあることですよね。
一方で、勉強するときにはどうでしょうか?
リズムに乗って書き込みをしていくので、参考書もたくさんページが埋まっていくでしょう。その結果だけを見て「こんなに進んだ!やっぱり音楽を聴きながらの勉強はスゴイ」なんて勘違いしていないですか?
これでは参考書の勉強が、単なる「空欄埋め作業」になってしまっています。
※最後に一つ重要なこと
勉強とは、「理解」して「暗記して」、「再現できる」ことです。理解だけでは足りない。
気をつけなければいけないのは、
× 勉強=理解 ではない。
◯ 勉強=理解+暗記+再現 ということです。
内容が理解できればOKではありません。内容が理解できていて、何も見ずに思い出せて、試験で出てきた時にそれを思い出せることで初めて点数につながります。
学校ワークや参考書を「こなすだけ」が勉強ではありませんし、「分かった!」というところで勉強は終わるものではありません。
本番で使えるかどうか、これが最も大切です。
みっちりケイセツで演習をしていきましょうね。
※大勉強会の様子です。コロナ対策で窓全開放! 席も少し空けて座ってもらっています。
ケイセツゼミナール at 2020.7.6 11:47│comments (0)│trackback (x)│
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